こんにちは!まにー です。
2021年、下野さんのことが気になり始めたわたしが、その沼におちてしまったのは『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』の音声ガイドがトドメだと言っていいでしょう。
鑑賞してから時間が経っているので記憶がおぼろげですが、下野さんを好きになった大切な音声ガイドなので記事に残しておくことにしました。
観に行けなかったというあなたにも、少しでも雰囲気が伝われば嬉しいです。
『ポーラ美術館コレクション展』概要
期間 | 場所 |
2021年7月9日~9月5日 | 大阪・あべのハルカス美術館 |
2021年9月18日~11月23日 | 東京・Bunkamura ザ・ミュージアム |
2002年9月、箱根に開館したポーラ美術館珠玉のコレクションから厳選した74点の西洋絵画に化粧道具を加え、総数86件の作品が展示されました。
わたしは、大阪・あべのハルカスの16Fにある、「あべのハルカス美術館」へ鑑賞に行きました。
\開幕しました!/
— 甘美なるフランス ポーラ美術館コレクション展(東京会場)【公式】 (@kanbinarufrance) September 18, 2021
お待たせしました✨
ただいま10時より、#ポーラ美術館コレクション展 開幕です🎉
ポーラ美術館のコレクションから選りすぐった、フランス絵画の巨匠28名の作品を、渋谷で見られる貴重な機会です!
時代を超えて受け継がれる「 #甘美なるフランス 」の美意識を是非ご堪能ください✨ pic.twitter.com/8Nb77iCN35
モネ、ルノワールからピカソ、シャガールまで
展示構成
- 都市と自然
モネ、ルノワール、ピサロなど「印象派」の作品 - 日常の輝き
セザンヌ、ゴッホなど「ポスト印象派」の作品 - 新しさを求めて
マティスなど「フォーヴィスム」、対するピカソなど「キュビスム」の作品 - 芸術の都
ユトリロ、シャガールなど「エコール・ド・パリ(パリ派)」の作品
絵画に詳しくなくても見たことのある絵が多く、さらに下野さんの音声ガイドによって楽しめる構成となっていました。
下野さんが気になった作品
個人的に、今回ガイドで紹介させてもらった絵の中で、一番優しいなと感じました。
アコースティガイド・ジャパンnoteより
温かいうえに優しいというか…とても印象的でした。
今回のコレクション展のパンフレットなどにも起用されている、ルノワールの《レースの帽子の少女》。
とても有名な絵なので「見たことある!」という人も多いのではないでしょうか。
ルノワールの人物画って、描かれている人物が今にもおしゃべりを始めそうな不思議な感覚になれて好きです。
館内で唯一の写真撮影がOKな絵画でした。
その他にはピサロの《エラニーの花咲く梨の木、朝》やシャガールの作品も好きとお話しされていましたね。
カミーユ・ピサロ《 エラニーの花咲く梨の木、朝 》ピサロが移り住んだ村、エラニーの風景が柔らかく細かな点描の技法で描かれている。作者を当てて鑑賞優待券をGETしよう!!芦ノ湖スカイラインのレストハウスでポーラ美術館の無料招待券がもらえるキャンペーン実施中です。jc #箱根 #絵画 pic.twitter.com/i8BubyGac2
— 芦ノ湖スカイライン (@SkylineAshinoko) April 18, 2019
まにー が気になった作品
個人的に気になったのは、モネの《サン=ラザール駅の線路》。
蒸気機関車の音と下野さんの声に心躍った作品です。
作家紹介🎨#クロード・モネ
— 甘美なるフランス ポーラ美術館コレクション展(東京会場)【公式】 (@kanbinarufrance) October 4, 2021
自然が移り行く瞬間をとらえるため、色彩を断片に分割した筆致を用いた印象派の画家です。
晩年はジヴェルニーに定住し、庭の池に浮かぶ睡蓮を描くことに没頭しました。#ポーラ美術館コレクション展 でも、モネの《睡蓮》をみることができますよ☺#甘美なるフランス pic.twitter.com/ttEYzfCxAT
セザンヌの《プロヴァンスの風景》も素敵でした。
美術に疎いわたしですが、なぜか昔からセザンヌが好きです。
時代によって描き方が違うようですが、この四角を重ねたような描き方に長い時間見入ってしまいました。
作品紹介🔎#ポール・セザンヌ 《プロヴァンスの風景》
— 甘美なるフランス ポーラ美術館コレクション展(東京会場)【公式】 (@kanbinarufrance) November 5, 2021
セザンヌの故郷の風景を、鮮やかな色彩で描いた一枚です✨
セザンヌは、画面に統一感をもたらすために、緑の木々を長方形のタッチの積み重ねによって描きました!
是非じっくりご覧ください👀#ポーラ美術館コレクション展#甘美なるフランス pic.twitter.com/D4CMxUVzDZ
その他にも化粧道具の展示や、20世紀を代表するフランスのイラストレーター、ジョルジュ・バルビエのデザインが展示されていたことも嬉しい驚きでした。
思いがけないところで、思いがけない人に出会うのは嬉しいですよね。
下野さんの甘美なる音声ガイド
「僕と一緒に展覧会をまわるような、僕がそばでお話してるような音声ガイドになっていると思います。」と言っていましたが、本当にその通り。
下野さんが画家になりきったセリフや効果音によって、絵が描かれたその時代のその場所に連れて行ってもらえたそんな気分になったことを今でもはっきり覚えています。
下野さんのガイドを独り占めしながら絵を鑑賞できるなんて何て贅沢な時間だろうと感じました。
下野さんはインタビューの中で、出品作品への感想として「優しい、温かい、柔らかさ」という言葉をよく使っています。
わたしは音声ガイドを聞いて「穏やかで、丸みのある優しい声」という印象を受けていたのですごく納得がいきました。
絵画から受ける印象を声に乗せて表現する。
下野さんってすごい声優さんだなぁと実感した瞬間です。
それと同時にその「穏やかで、丸みのある優しい声」がわたしの大好きな声だったので、鑑賞が終わるころには「下野紘」という沼に飛び込んでいたのでした。
おわりに
久しぶりの絵画鑑賞があまりにも楽しく大満足で帰ってきたわたしは、すっかり下野さんのファンになってしまったのでした。
毎年、どこかしらの美術展の音声ガイドを担当してくれないかなぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。